11月10日(日)、「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム展」の関連事業として、斉藤祝子さんによるワークショップ「大人から子どもまで楽しめるデカルコマニー講座」が、16名の参加で開催されました。
デカルコマニーとは、ガラスや表面が滑らかな紙など、絵具が定着しにくい素材の上に絵具を塗り、 絵具が乾かないうちに別のガラスや紙を上に重ねて押し付け、重ねたガラスや紙を外した時にそこにできる模様を作品とする、シュルレアリスムによる絵画の代表的な手法の一つです。マックス・エルンストが多数の作品を残したほか、瀧口修造もこの手法による絵画作品を発表しました。
まず講師から、マックス・エルンストの画集などを見せながらデカルコマニーについての説明が行われました。最初はデカルコマニーの練習として、A4のコピー用紙にアクリル絵具をチューブから出して、紙を半分に折ってデカルコマニーの試作を何枚か行い、試作品を一ヶ所に並べてそれぞれ感想などを話し合います。
いよいよ本番。ここではデカルコマニーに適したケント紙を使い、絵具を塗った上からガラスの代わりにビニール製のクリア・ホルダーを押し当ててデカルコマニー作品をそれぞれポストカード〜B4まで大小10枚ほど制作。最後に作品を机に並べて感想の話し合いと講師の講評が行われました。

まずはデカルコマニーについての説明

コピー用紙で試作をします

本番の前に試作品を講評


ケント紙でいよいよ作品づくりにとりかかります

それぞれつくった作品が並びました

講評の模様


作品の一部です
- 2013/11/10(日) 18:06:20|
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