4月21日(火)、東京・大手町の読売新聞東京本社へ。「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」は読売新聞社の事業局が運営する「美術館連絡協議会」という組織と共同して開催しています(展覧会チラシに名前が記載されています)。この組織には、足利市立美術館のほか公立美術館が約140館が加盟しており、今回の展覧会は、1年ちょっとの長い期間をかけて、その中から加盟館5館を巡回していきます(4番目の巡回会場である足利のほかは、すでに開催された神奈川、愛知、千葉、これから開催の埼玉の美術館)。
今日は、それぞれの美術館の企画担当学芸員が集まっての会議が、読売新聞東京本社で行われました。実は、今回の「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」の会議は、2年前の春から幾度となく開かれ、展覧会の諸々の準備〜各館での開催にあたっての打ち合わせが行われながら展覧会が運営されてきました。今開催中の足利市立美術館での展示が終わると、7〜8月、いよいよ最終会場のうらわ美術館で展覧会が行われます。会議では、全会期終了後の、世界各国への作品返却の具体的な方法などについて検討が行われました。
また、「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」は今年の9月、スロヴァキア共和国のブラティスラヴァにて、50周年記念展として国際展(第25回BIB展)が行われます。現在それぞれの国で国内審査が行われており、日本でも間もなく、国際展に出品される作品が選考・決定します。そうしてブラティスラヴァに集められた作品の中から、国際審査によって受賞作品が選ばれ、来年〜再来年にかけて、受賞作品を中心にした日本巡回展が行われます。会議では、次回行われる「第25回ブラティスラヴァ世界絵本原画展」の企画についても、詳細が諸々話し合われました。

東京・大手町の読売新聞東京本社(ちなみにこのビルの前で新春の箱根駅伝のスタートとゴールが行われます)
- 2015/04/21(火) 21:16:21|
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