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足利市立美術館

栃木県の足利市立美術館から、展覧会やイベントの情報などをお知らせします。

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「美術館の本棚2017」の展示を紹介します

「BIB50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展―絵本の50年 これまでとこれからー」の関連展として特別展示室で行われている、手に取って観覧することができるブックアート作品による展覧会「美術館の本棚2017」の展示を一通り紹介します。

 まずはドイツ在住のブックアートの作家、太田泰友さんによる最新作品《Frucht I》(英語だと(Fruit I)。レモンに関するさまざまなドイツ語の記述をもとに、輪切りにしたレモンのイメージをモチーフにしたほぼ立方体の作品のページをたぐっていきます。

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 太田泰友さんによるもう一点は、芥川龍之介の小説をもとに、ドイツ語と日本語によるテキスト、馬の蹄鉄をもとにしたグラフィックなどによる、60cmにおよぶ細長い本の作品《馬の脚(Pferdebeine)》。

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 次に紹介するのは小林雅子さんの作品は、 島尾敏雄の代表的な小説『死の棘』の既成本のページを一部くりぬき、小説の核となる夫婦の対話を収めた姿を想像させる多数の封筒が本のケースの部分に収められた、最新作品の《À la recherche du temps perdu》。

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 以下は、ポリアミド樹脂を素材に、水と空気を密封させた内部の構造を持つ、本のかたちを模したオブジェを3Dプリントで成形し、それを手にすることで、水の質量や移動する様子が手に伝わる、さいとううららさんによる最新作品の《untitled dictionary》。

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 次は、プリントと印刷、製本の技術を駆使して、正方形を基本のかたちにして制作された松永亨子さんによる、蜜蝋を塗った和紙の触感と香が印象的な最新作《正方形の皮膚・正方形の瞳 ー 科学者の夢 ー》(特装版)。

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 さらに、一冊丸ごとをカーボン紙、セロファン紙のみでそれぞれページを束ねて綴じた、蒼い色彩をモチーフとする2冊の本と、それと関連する油彩の作品とを組み合わせた湊七雄さんの最新作品《Blue Book 1》《Blue Book 2》。なお、この作品のみ、お手に触れることはできません。

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 自身で考案したさまざまな技法、素材による、《一枚革の辞書》《段ボールキューブ 丸で障子》《農村地帯 バリ島上空》《闇夜に静かに降る雨のしずく》《山茶花(航空ベニア)》と名付けられた、山崎曜さんによる5冊の本で構成された展示。

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 最後に紹介するのは、クラフト紙をベースに、水彩絵具、アクリル絵具、鉛筆、コンテ、木炭、顔料インクなどの画材、紙、板、キャンバス、セロファン紙、トレーシングペーパー、ワイヤー、糸などさまざなな素材をもとに、ページごとにドローイングやコラージュが行われた、もはや立体作品ともいえる2冊のスクラップブック形式の《Washizu drawing No.9》《Washizu drawing No.10》と、《飛ぶ家》と題された壁掛けの作品とを組み合わせた鷲津民子さんの展示。

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 それぞれの作品の詳しい解説はまたいずれご紹介します。





 




  1. 2017/04/11(火) 17:57:02|
  2. 展覧会
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