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足利市立美術館

栃木県の足利市立美術館から、展覧会やイベントの情報などをお知らせします。

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吉増剛造詩集『黄金詩篇』を紹介します

 今回の吉増剛造展では、吉増剛造が半世紀以上の間に残してきた数多くの詩集の中から、『黄金詩篇』(思潮社、1970年)、『草書で書かれた、川』(思潮社、1977年)、『熱風 a thousand steps』(中央公論社、1979年)、『オシリス、石ノ神』(思潮社、1984年)、『螺旋歌』(河出書房新社、1990年)、『花火の家の入口で』(青土社、1995年)、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」(集英社、1998年)『The Other Voice』(思潮社、2002年)、『長篇詩 ごろごろ』(毎日新聞社、2004年)、『怪物君』(みすず書房、2016年)の10冊をを各時代の代表的な詩作品として位置付け、展示の柱としています。まずは、『黄金詩篇』の展示をご紹介します。
 『黄金詩篇』は慶應義塾大学文学部在学中、創刊に携わった同人詩誌『ドラムカン』や文芸誌に発表した詩を中心に、1970年に刊行されました。渋谷、下北沢、新宿など吉増がその頃に居住し、生活していた東京都心を舞台にした詩や、生まれ育った福生に位置する米軍・横田基地を通して身近であったアメリカに触れる詩のほか、高村光太郎を題材にした詩なども収められています。前衛美術家・赤瀬川原平による黄金の指が突き出た絵をによる装丁が印象的で、第一回高見順賞(1971年)の受賞作でもあります。

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『黄金詩篇』のタイトルパネルと、実際に手に取って詠むことのできる『黄金詩篇』(他の9冊の詩集も同じ展示構成)


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慶應義塾大学文学部在学中に創刊した詩誌『三田詩人』と、『黄金詩篇:』のもとになった『ドラムカン:』。さらに、当時から深く関わった詩人・岡田隆彦の関連資料(慶應義塾大学アート・センター蔵)


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高村光太郎《手》(台東区立朝倉彫塑館蔵)


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吉増剛造詩集『太陽の川』(1978年、小沢書店)装丁者でもある中西夏之の代表作《コンパクト・オブジェ》(足利市立美術館寄託・浅川コレクション)


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随筆集『朝の手紙』(小沢書店、1974 年)の装丁のために1974年に制作された加納光於《桃色の魚座に沿って-吉増剛造のために-》(千葉市美術館蔵) 奥は、吉増剛造詩集『わが悪魔祓い』(青土社 、1974 年)の扉のために制作された作品


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中平卓馬作品(東京都写真美術館蔵)


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森山大道作品(東京工芸大学 写大ギャラリー蔵)


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手前は『黄金詩篇』装丁者である赤瀬川原平による《MY POESY 4 吉増剛造「燭立」のために》(『婦人公論』1969年4月号掲載、個人蔵) 奥の2点はダイアン・アーバス作品(東京都写真美術館蔵)


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『王國』(河出書房新社、1973 年)原稿


  1. 2017/11/10(金) 14:00:14|
  2. 展覧会
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