『The Other Voice』(思潮社、2002年)の表題作表題作「The Other Voice」は、1999 年5月12日から10日間の、毎朝の日付、時刻とともに書き継がれた長篇詩です。他の詩は、1998年から2002年にかけて『現代詩手帖』等に発表されたものを主にしており、哲学者のシモーヌ・ヴェイユやルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン、詩人のエミリー・ディッキスン、ウィリアム・ブレイク、画家のヴァン・ゴッホ、舞踏家の大野一雄、親鸞の名やそのことばがもとになっています。これらの詩には、吉増剛造が先人たちの道を辿りなおし、その声に耳を澄ますように、さまざまな人々のテキストを織り込みながら自身の詩作を深めていった姿を見て取ることができます。

『The Other Voice』の展示

「The Other Voice」原稿

「旅のまんだら絵」原稿

吉増剛造 各国翻訳書籍
- 2017/11/17(金) 08:04:40|
- 展覧会
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0