8月4日(日)、「新井淳一の布 ―伝統と創生」の関連企画として、ワークショップ「布で渦をまく」が、元吉千津子さんを講師に迎え、新井淳一さんもそばで見守る中で開催されました。
多目的ホールで、作業の方法や新井さんがつくられた素材となる布についての説明を受けた後、美術館前の広場に集まって作業が始まりました。まずは、藍色に染めた数十センチ幅の布地を縒って5~
6cmの太い縄状にしたものを、上から体重をかけて円を描くようにきつく締めながら、ひたすら渦を巻いていきます。ある程度渦が大きくなったところで布を別の種類に変えてつなぐと、渦に文様が生まれます。さまざまな色、素材の布を使うことで、渦は広がりを増しながら徐々に多彩な様相を帯び、30名近い参加者の方たちの共同作業によって、布地から生まれた一つの作品に姿を変えていきました。この作品は展覧会会期中美術館正面玄関前に設置され、最終日である9月1日(日)の午後3時より解体するイヴェントが行われる予定です。

素材となる布地

渦の巻きはじめの部分

藍色の渦ができてきました

さまざまな色が加わります

ここまで渦が広がりました

元の布地を伸ばしたところ

かなり大きな渦になり完成も間近

いよいよ完成です
- 2013/08/04(日) 18:07:09|
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